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京都から全国に発信! 「花のように あるがままに」遂に完成しました。

2015年06月05日(金)

hanaarusisyakai 京都在住の映像作家・港健二郎によって『花のように あるがままに~在日コリアン舞踊家・裵梨花~』という長編ドキュメンタリー映画が、一年間の撮影期間を経てこの度完成いたしました。

この作品は、京都に住む舞踊家・裵梨花(ペ・イファ)さんが、在日一世として来日した亡き両親の足跡をたどることで、今を生きる彼女の心の深層を描きこんでいきます。戦前から今日に至るまで、在日コリアンに対する差別や偏見は根強く残っています。《ヘイトスピーチ》というあからさまな他民族に対する攻撃も、在日コリアンがたどった歴史に対する無知から生じているのではないでしょうか。「花のようにあるがままに」は、現代の日本社会が見失っている「在日って何?」という問いかけに映像で応えようと試みた作品です。

 6月4日にこの映画の部内試写会が実施されました。その時に書いていただいた感想を2つ紹介します。

 『視点を変えて、宇宙から地球を見たとき、ただうごめく人間がいると。宇宙人にとっては同じ人間であると。日本人も朝鮮人も兄弟であることを忘れてはならない。この映画は、戦争の悲惨さと平和の尊さを訴えたすばらしい映画だと思います。我々は100年先の子どもたちのために、禍根を残すことなく、平和を訴えていきましょう。』

 『体験談がダイレクトに伝わってきました。多くの人、若い人にも見て欲しい作品です。今の状況ともリンクしていく、戦争へとつながる恐れ、平和の大切さを改めて感じました。』

 上映終了後には拍手が出ていました。完成披露上映会は、6月27日(土)の10:30と213:30の2回公演、会場はシルクホール(四条烏丸・京都産業会館8階)、前売り券1500円(当日1800円)は、ローソンチケットLコード:59331でお買い求めください。当日は港監督の舞台挨拶のほか、裵梨花さんらによるパフォーマンスがあります。お楽しみにご来場ください。